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紫ニキビの治し方

紫ニキビには大きく分けて2つの種類がある

紫ニキビは、毛穴に膿が溜まる黄ニキビ(膿胞)が更に悪化することによってできます。紫ニキビの医学的な名前は、嚢腫(のうしゅ)または硬結(こうけつ)といいます。

嚢腫とは、炎症の悪化により隣接する複数の膿胞が融合した状態です。硬結とは、皮膚の深い部分(真皮層)にまで炎症が広がり膿胞の周辺が固く(線維化)大きくなった状態です。

嚢腫や硬結は最も重症化したニキビであり、最新のニキビ治療をもってしても治おすには長い期間がかかります。

紫ニキビまで症状が進行すると、炎症を起こしたニキビの一般的な治療法である塗り薬では治すことができません。

炎症をおこした紫ニキビに有効な2つの治療法

極めて重症な紫ニキビは、他のニキビの治療に比べて選択肢が限られます。ここでは、いくつかある選択肢の中でも、比較的に有効性が高いとされている2つの治療法を紹介します。

最も強く推奨されているのは抗炎症作用があるステロイドを患部に注射!

炎症をおこした紫ニキビには、強力な抗炎症作用のあるステロイド剤を患部に直接注射する治療が効果的です。海外で行われた試験では、トリアムシノロンというステロイド剤を注射したのちに、明らかに症状が改善されたと発表されています。

内服の抗菌薬も選択肢の1つとして推奨されています。

紫ニキビは、トスフロキサシンをはじめとする、身体の内側から炎症を鎮める内服の抗生物質が有効です。炎症をおこした紫ニキビ患者を対象とした研究では、トスフロキサシンの場合は70%の有効率を示したという結果がでています。

紫ニキビができたら早めに皮膚科を受診するのがベスト!

紫ニキビは、肌の表面だけでなく、土台となる真皮層や皮下組織にまでダメージが及んでいる極めて重い皮膚疾患です。できるだけ早めに専門医の診断を受けて、適切な治療をスタートさせましょう。

紫ニキビの後に残るクレーターは、最新のニキビ治療をもってしても目立たないよう見た目を改善することはできますが、元の状態に戻すことはできないとされているのです。

長い期間をかけてセルフケアを行なえば自然に腫れは収まりますが、クレーターなどのニキビ痕を残すことになります。

間違っても、自分で潰そうとしたり下手に触るようなことは絶対に避けてください。いたずらに悪化するリスクを増やすだけで、プラスになることはなにもありません。

紫ニキビになる前の段階で正しく対処することが重要!

専門の皮膚科でも完全に治癒させることが難しい紫ニキビは、つくらないことが大切です。

そのためには、赤ニキビや黄ニキビの状態で正しく対処することができます。

炎症を鎮静化させるためには、アクネ菌の増殖を抑える作用がある抗生物質と、皮脂の出口を塞ぐ角栓を取り除く塗り薬の併用が最も効果的です。

治療薬を使用するだけではニキビ肌を根本的に解決することはできませんが、症状の進行を確実に食い止められます。

ニキビは症状が進行するほどに痕に残りやすくなるため、まずは目の前におこっている症状を素早く鎮めることが大切なのです。

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