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赤ニキビの治し方

赤ニキビの治療で優先されるのは増殖した原因菌の数を減らすこと

とにかく目立つ赤ニキビの正しい治し方を理解するためにも、まずは発症までの流れを簡単に理解しておきましょう。

毛穴におこる炎症はニキビの原因菌を免疫細胞が攻撃することでおこります。

赤ニキビは、身体を守る働きをもつ「好中球(こうちゅうきゅう)」という免疫細胞が、必要以上に増殖した原因菌を攻撃することがキッカケとなり発症します。

好中球が原因菌を攻撃するときに、毛穴周辺の組織にダメージを与える「活性酸素(かっせいさんそ)」という物質が毛穴の中で発生するのです。

好中球は原因菌の数を適正に戻そうと攻撃をはじめます。そのため、炎症を素早く鎮めるためには、アクネ菌の数を減らすことを最優先なのです。

ニキビ痕の赤み・シミを残さないために抗生物質を使って早めに治療

赤ニキビの一般的な治療では、炎症をおこす原因となるアクネ菌の増殖を抑える抗生物質が使用されます。抗生物質を使用した赤ニキビの治療は、耐性菌の発生を防ぐ観点から原則的に3ヶ月までとされています。

炎症が長引くとニキビ痕の赤み・シミができる可能性が高くなります。

毛穴周辺の組織が多くのダメージを受けると、ニキビ痕の赤みや色素沈着の元になるメラニンを活性化させる「プロスタグランジン」という物質が発生します。炎症が長引かせるほど、プロスタグランジンが発生する量は増え、ニキビ痕の赤みやシミが残りやすくなります。

ピーリング効果がある塗り薬を併用すれば赤ニキビの数を効率よく減らせます。

アクネ菌が毛穴の中で増殖することにより発生する赤ニキビは、角質で毛穴が詰まることによって発生します。抗生物質を使用して炎症を鎮めたとしても、毛穴の詰まりを解消しない限り、赤ニキビは何度でも再発する可能性があるのです。

新しい赤ニキビの発生を防ぐには、毛穴が炎症をおこす前の段階でしっかりと対処することが大切です。赤ニキビを効率よく治すためには、高いピーリング効果をもつディフェリンゲルと抗生物質の併用が推奨されています。

赤ニキビの治療と予防が同時にできる新しい塗り薬

赤ニキビの新しい治療法として注目されているのが、ピーリング作用と抗菌作用を併せもっているベベピオゲル2.5%です。ベベピオゲル2.5%は2015年に国内で承認されたばかりですが、海外では50年以上前からニキビ治療に使用されている実績のある塗り薬です。

ベピオゲル2.5%の有効成分である過酸化ベンゾイルは、アクネ菌が嫌う酸素と同じ働きをし増殖を防ぎます。抗生物質のように長期間にわたって使用しても、アクネ菌に耐性ができることはありません。

赤ニキビの数が20個以下であればベピオゲル2.5%単独で治療できます。

赤ニキビの症状は、顔の片側にあらわれた数によって4つの段階に重症度が分かれます。ベピオゲル2.5%単独で十分な効果が期待できるのは、中等症までとなります。

炎症性皮疹(赤ニキビ・黄色ニキビ)の重症度
重症度 軽症 中等症 重症 最重症
片顔にできた
ニキビの数
1~5 6~20 21~50 51~

赤ニキビを根本から治す低用量ピルを活用したホルモン治療

ここまでで紹介した赤ニキビの治し方は、既におこってしまった症状を鎮めるための対症療法です。

しかし、肌が本来持っているバリア機能を取り戻さない限り、赤ニキビを根本的に治したとはいえません。

ニキビを根本的に改善するためには、ホルモンバランスの乱れを整えて、肌が生まれ変わるサイクルを取り戻す必要があります。

アメリカでは、ホルモンバランスを整える作用のある低用量ピルがニキビ治療薬として承認されています。

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